- フィオ王国の駐日大使館に、フィオと対立している敵国(独裁国家のX国)と内通している裏切り者がいるという。
- 裏切り者の正体を掴むため、イサムは晴彦たちにも協力してもらい、自らおとり捜査を買って出た。
- イサムは「極秘調査の結果、自分が敵国に通じているスパイの証拠を掴んだ」との偽情報を大使館内に流す。
- X国に機密情報を流していた内通者の正体は、同大使館に勤務する一等書記官だった。
- 偽情報に踊らされて疑心暗鬼に駆られた一等書記官は先手を打って、イサムが一人でいたところを拉致する。
- イサムは一等書記官に両手をロープで縛られて、背中に銃口を突きつけられて、秘密のアジトまで連行される。
一等書記官「殿下、ご酔狂が過ぎましたな。好奇心
旺盛が過ぎるからこういう目に遭うのですよ」
イサム「僕をどうするつもりだい?」
一等書記官「まもなくここにX国の工作員がやって
来ます。そこで貴方の身柄を手土産としてX国側
に引き渡します。私を恨まないでくださいね」
- しかしそこにやって来たのは、X国の工作員ではなく、イサムの仲間である晴彦と梨奈と詩織であった。
イサム「やあ晴彦、遅かったじゃないか。今の会話、
しっかり録れたかい?」
晴彦「ああ、バッチリ録音できたぜ!」
一等書記官「な、なんだお前たちは!?」
- 晴彦たちは、イサムの服に仕掛けられていた発信機を頼りに、この場所を突き止めたのだった。
- 晴彦の話によると、X国の工作船は、すでに日本の海上保安庁に拿捕されたとのこと。晴彦がそのことを話している間に、梨奈と詩織はイサムの縄を解く。
- 逆上した一等書記官は拳銃を発砲しようとするが、なぜか弾は全て不発。
- イサムは、前もって一等書記官の銃から弾は全て抜いておいたと話す。
- 一等書記官は「く、くそ~!」と叫びながら素手で殴りかかって来るが、イサムがあっさりと返り討ちにして制圧する。こうして母国に対する裏切り者は御用となった。めでたしめでたし。